金森和心会の紹介
当法人は、平成26年4月1日付けで公益財団法人に移行しました。これからも子どもたちの健やかな発育を見守ること、心の病を防ぐこと、心の病に悩み苦しむ方々のこころの支えになることを使命と心得て参ります。
当法人は、金森五郎が昭和8年に郡山の地で郡山脳病院を開設したことにはじまります。その当時、福島県にはまだ精神科の病院はなく、また精神病の治療薬もありませんでした。そのような時代でも、少しでも患者さんに元のように良くなって欲しい、患者さんの望むところで生活ができるようになって欲しいと治療に取り組んでいたということです。治療は困難であったと思いますが、一人また一人と快方に向かったということです。
五郎の口癖は、「ひとりの患者さんを支えるためには、一人でも多くの人々の手が必要で、なおかつ患者さんに関わる皆が志を一つにして取り組んでいくことが大切であり、和の心を持って病院の全職員が治療に参加すること。」です。この口癖は、当法人の基本理念であり法人名の由来にもなっています。
療養中はもちろん自宅に帰ってからも常に明るく優しく温かく、同じ地域で生活する仲間として患者さんと付き合って欲しい、ということが、2代目理事長の願いです。
震災から5年が過ぎましたが、心の傷という言葉に傷つけられてしまう人々は当地には大勢います。当法人が今まで行ってきた事業を続けることによって、必要な事業をひろげていくことによって、少しでも多くの方々が安心して暮らせる社会の実現を目指します。
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