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院長 熊倉 徹雄
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平成26年4月より公益財団法人金森和心会雲雀ヶ丘病院院長に赴任いたしましたのでご挨拶申し上げます。
雲雀ヶ丘病院は昭和31年(1956年)に、相双地域で初めての精神科病院として原町市(現・南相馬市原町区)に、初代院長金森五郎により開設されました。開設以降、心に病を持つ方達が生まれ育った親しみのある地域で、安心して治療・療養生活ができるように微力ながら努めてまいりました。
しかし、平成23年3月11日に起きた東日本大震災・原発事故により、全入院患者さんを県内外の病院へ転院させる事態となり、その後3ヶ月休院を余儀なくされました。厳しい状況の中、私たち職員一同は一丸となって、病院の復興に邁進してきました。その結果、6月下旬より外来診療、8月からは訪問看護、24年1月中旬より入院診療を再開することができました。病棟は、最初に急性期対応病棟(60床)を、25年11月には二つ目の病棟(認知症治療病棟、60床)を再開いたしました。外来・入院診療の他に、訪問看護や作業療法を実施しております。また、地域の保健師等と協力して仮設住宅などを訪問しております。
雲雀ヶ丘病院は福島県浜通りの原発以北で唯一稼働できる精神科病院ですので、関連諸機関と連携して、相双地域の精神医療・保健・福祉等の復興のために努めて参る所存でありますので、今後とも、多くの方々の御支援・ご鞭撻をお願いする次第であります。 |
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